
掛け軸の様式は茶道と共に確立しました。
座って見上げるときに美しく見えるように寸法が定められており、「上一文字」の丈が「下一文字」の丈の2倍、「天」の丈が「地」の丈の2倍といったように、上部と下部の比率が2対1になっています。
表装の材質として紙あるいは、金襴、銀欄、緞子(どんす)、紗(しゃ)といった裂(きれ)が持ちいられます。
「一文字」と「風帯」は共裂(ともぎれ)が用いられ、「中廻し」(ちゅうまわし)には別の素材が用いられ変化をつけてます。
通常、「一文字」に最上の素材が用いられます。
これらの裂の取り合わせが画面をいっそう引き立てているのです。